Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!wnoc-sfc-news!tsb-wide!isl.rdc.toshiba!tanabe From: tanabe@isl.rdc.toshiba.co.jp (Noboru Tanabe) Newsgroups: fj.engr.elec,fj.engr.materials,fj.comp.misc,fj.sci.chem Subject: Re: [Q] reikyakueki Date: 14 Aug 1995 08:39:40 GMT Organization: Research and Development Center, TOSHIBA Corp. Lines: 70 Distribution: fj Message-ID: <40n24c$3mu@Faramir.isl.rdc.toshiba.co.jp> References: NNTP-Posting-Host: regulus.isl.rdc.toshiba.co.jp X-Newsreader: mnews [version 1.18] 1994-05/16(Mon) Xref: coconuts.jaist fj.engr.elec:78 fj.engr.materials:42 fj.comp.misc:623 fj.sci.chem:742 田邊@東芝(旧RWCP超並列東芝研) です。 fj.engr.elec,fj.engr.materials,fj.comp.misc,fj.sci.chem の の記事において 1995年08月07日(月) 20時19分50秒頃、牧野@東大駒場さんは書きました。 >液浸冷却のCray-2 (T-90もそうだったかな) がフレオンの何かを使って >ますから、できることはできるはずですが、フレオンは環境破壊の問題 >もあるしあまり使わない方が良いのではと思います。(手にはいるかど >うかも良くわからない) Cray-2の冷却剤は3M社のフロリナートというもので、私がRWCPの人間になる 前に超並列マシンの予備検討の一環として住友3M社からFX-3300という安い タイプのフロリナートを私も買ったことがあります。 フロリナートは環境破壊の問題のあるガスではありません。たしか塩素分子 か何かが入っている物は問題があり、フッ素と炭素のみからなるフロリナー トは不活性液体だから大丈夫と説明されたような気がします。 さて本題ですが、FX-3300は吉野さんの物性的要求は満たすようです。 fj.engr.elec,fj.engr.materials,fj.comp.misc,fj.sci.chem の の記事において 1995年08月07日(月) 17時40分39秒頃、吉野@電通大さんは書きました。 >(1) 電気を通さない、不導体であること。 体積抵抗(25°C) > 1.0×10^15 Ω/cm >(2) 化学的に不活性であること。当然、腐食性もないこと。 不活性ですが、シリコンゴム・テフロン・塩ビは膨潤等するので要注意。 >(3) 不揮発性であること。 蒸気圧(25°C) 28 toor, 蒸発熱(沸点) 22 cal/g (放置すると少しずつ減るのでラップでもかけておいて下さいとのこと) >(4) ラジエーターを通すので、粘性がなく、水のようにさらさらし > ていること。従って、油などはダメ。 動粘度(25°C) 0.71 centistrokes >(5) 無臭無色透明であること。毒性があるものもダメ。 金魚が泳げるそうです。 >(6) 少なくとも摂氏 0〜100 度の範囲で液体であること。 流動点 -43 °C, 沸点 102 °C >(7) リッター単価が 500円以下であること。 (^^; 3〜4年前の値段は8500円/kg位でした。(密度(25°C) 1.77 g/ml) 現在250kgくらい倉庫で眠ってますが、大学が相手なので寄付できるかもしれ ません。(個人的にはあげたいと思うのですが、薬品を寄付したことありませ んし、上司が夏休み中なのではっきりとしたことが言えません。) 寄付することができれば東芝研究開発センター(川崎市幸区)からの運送費の み(?)で入手できるので、当面の実験用の費用の問題もOKですね。 なお、廃棄する時は住友3Mで引き取ってくれると言ってました。 NOBORU TANABE |(株)東芝 研究開発センター|Phone:044-549-2232 Communication and Information| 情報・通信システム研究所 |Fax: 044-520-1841 Systems Research Labs. | 研究第三担当 田邊 昇 | TOSHIBA Reserch & Development Center | E-mail: tanabe@isl.rdc.toshiba.co.jp