Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!tweedledum!mail01.tuat.ac.jp!mail01.tuat.ac.jp!not-for-mail From: halla@mail01.tuat.ac.jp Newsgroups: fj.soc.misc,fj.soc.politics,fj.soc.human-rights Subject: [aml:2021] KARISYOBUN (Todai Komaba Ryo) Followup-To: fj.soc.human-rights Date: 11 Sep 1996 18:53:10 +0900 Organization: Tokyo University of Agriculture and Technology Lines: 119 Distribution: fj Message-ID: <516266$mlj@mail01.tuat.ac.jp> NNTP-Posting-Host: mail01.tuat.ac.jp Xref: coconuts.jaist fj.soc.misc:9540 fj.soc.politics:777 fj.soc.human-rights:2503 メーリングリスト aml からの転載です。 吉田 央@東京農工大学(halla@cc.tuat.ac.jp) (ここから最後まで)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Message-Id: <199609101903.EAA28495@SV1.jca.or.jp> Date: Wed, 11 Sep 96 04:03:30 JST From: =?ISO-2022-JP?B?GyRCOzM4fUFHTEAbKEI=?= Subject: [aml:2021] KARISYOBUN 駒場寮の存続をめぐって、電気を落とされガスを止められながらも 教養学部学生自治会と駒場寮自治会はねばり強い交渉を続けてきましたが、 ここへきて東大当局は問題の学内的解決を放り出してしまったようです。 9月10日昼から、東京地裁の執行官が寮内に立ち入り、 占有移転禁止の仮処分を執行するための 同定作業が行われたようです。 学生からは次のようなメールが入ってきました。 >>今教養学部学友会の議長から電話を受けたところ、駒場寮の仮処分が決行 >>されている、とかとのこと。 >>法律に詳しくないので、用語など間違っていたらすいません。 >>私自身はまだ見ていませんが、警備の人が寮を囲んでいるとか。 >>今駒場に到着しました。 >> >>>>・占有移転禁止の仮処分が執行されているらしい。 >>>>・裁判所から執行官が来ている。 >>>>・寮前にロープが張られ、ガードマン(?)が立っている。 >>>>・寮委員長室前に30名ほどの当局の人間が集まっている。 >> >>ガードマンは「帝国警備」とかいう民間の人間で、職員らしき人にきいたところ >>教職員だけではガードし切れないので、教養学部が雇ったらしいとのこと。 >>今、執行官が来て、誰が寮にすんでいるか特定する作業をしており、それには >>寮委員会の牧野氏や弁護士も立ち会っているとのこと。 >>張られたロープは、特定作業が済んだら取り払われるであろう、とのこと。 >> >>私にわかるのは以上。 8月22日には、代理人をたてて以下のような申し入れを行ったばかりです。 >>============================================================================ ==>>                 申 入 書 >> >>冠省 この度、東京大学教養学部学生自治会自治委員長×××××、東京大学駒場寮 委>>員長×××××の両氏から駒場寮問題について委任を受け、当職ら後記各弁護士が 代理>>人となりましたので、通知いたします。 >>一 この間、東京大学教養学部当局は、一方的に駒場寮が本年三月三一日をもって廃 止>> されたとして、不当にも寮生に対し執拗に退寮を迫っています。加えて、教養学 部当>> 局は、駒場寮への電気・ガスの供給を停止し、実力で寮生の排除を図り、さら には寮>> の建物の一部を取り壊すというという非常識きわまりない行為まで行いまし た。 >>              ↑(原文ママ) >>  当職らは、本書面をもって、このような教養学部当局の人権侵害行為に対し強く 抗>> 議します。同時に、駒場寮への電気・ガスの供給を直ちに再開すること、寮の建 物の>> 取り壊しをしないことを強く求めます。 >>二 駒場寮の存続をめぐる問題は、本来、大学自治の構成員である教養学部当局と学 生>> との合意に基づいて決定されるべきものです。とくに、駒場寮が学生の生活と自 治の>> 場であることを考えれば、この原則はいっそう守られなければなりません。し かも一>> 九八四年には、当時の教養学部第八委員会と学生との間で「寮生活に重大な 関わりの>> ある問題についての大学の公的な意思表明があるとき、第八委員会は、寮 生の意見を>> 十分に把握・検討して、事前に大学の諸機関に反映させるよう努力する 」との確約が>> なされています。 >>  この間の教養学部当局の態度は、大学自治の原則と右確約に違反するものであり 、>> 現在の事態を招いた責任が、学生の意見を無視し当局の意向を押しつけようとし た学>> 部当局の側にあることは明白です。 >>  先日学生自治会が行った全学投票においても、当局が電気・ガスの供給を再開し て>> 学生との話し合いによる解決を図るべきであるという意見が圧倒的多数を占めて いま>> す。当職らは、教養学部当局が、駒場寮廃止の方針を撤回して、学生との間で 駒場寮>> 問題についての交渉を再開し、解決に向けた合意形成を真剣に追求するよう あらため>> て申し入れます。 >>三 最近、教養学部当局は、法的手段を云々しているようです。しかし、教養学部当 局>> が、学生との話し合いに応ずることなく、法的手段によってこの問題の解決を図 ろう>> とすることは、大学自治を自ら放棄するに等しい行為であり、大学自治の歴史 に取り>> 返しのつかない汚点を残すものにほかなりません。 >>  にもかかわらず、教養学部当局が法的手段を講ずる場合には、当方としても、こ の>> 間教養学部当局が寮生らに加えた数々の人権侵害行為に対し、実行者個人の責任 も含>> めて徹底的に法的責任を追及することになります。この点ご承知おきください 。 >>  最後に、駒場寮問題について、教養学部当局が学問の府としての理性に則った行 動>> をされるよう期待します。 >> >>                   記 >> >>(代理人の表示) >>                  弁護士 小林 芳匡 >>                   同  海渡 雄一 >>                   同  加藤 健次 >>                   同  小松 雅彦 >>                   同 田鎖 麻衣子 >>                   同  日高  章 >>                   同  藤田 正人 >>                   同  三村 伸之 >>                   同  吉村 清人 >>一九九六年八月二一日 >>         目黒区駒場三―八―一 >>              東京大学教養学部学生自治会 >>                      自治委員長 >>                  通知人 ××××× >>         右同所 >>              東京大学駒場寮委員長 >>                   同  ××××× >> >>              右代理人 >>                  弁護士 加藤 健次 >> >>     目黒区駒場三―八―一 >>     東京大学教養学部 >>     学部長 市村宗武殿 皆さんにお願いがあります。 教養学部学部長室に電話をかけて下さい。 今回の「法的手続」の延長には明け渡しのための 「仮処分申請」があります。寮生の叩き出しを行おうというのです。 それを許さない声があるのだということを、 東京大学に示して下さい。 03-3469-1361 責任者は教養学部長・市村宗武、評議員・永野三郎です。