Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!news.nc.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@grape.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.sci.physics Subject: Re: 恒星までの距離について Date: 10 May 1998 15:18:05 GMT Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 30 Message-ID: <6j4gfd$fod@news.nc.u-tokyo.ac.jp> References: <354eb6c0.0@news.interq.or.jp> <01bd7912$986574c0$LocalHost@Keiichi.nisiq.net> <35513e41.0@news.interq.or.jp> <01bd79d2$92dea600$LocalHost@Keiichi.nisiq.net> <6j0d9d$dg9@news.nc.u-tokyo.ac.jp> <01bd7b43$361c6de0$LocalHost@Keiichi.nisiq.net> NNTP-Posting-Host: provence.c.u-tokyo.ac.jp X-Newsreader: mnews [version 1.19PL2] 1996-01/26(Fri) Xref: coconuts.jaist fj.sci.physics:7321 <01bd7b43$361c6de0$LocalHost@Keiichi.nisiq.net>の記事において mase@mx5.nisiq.netさんは書きました。 >> ワインバーグの本によると、 >> 1950年ぐらいまでは、種族1と種族2の変光星の光度周期関係は同じだと思われて >> いました。この理由が、星間雲の影響を上手く補正されていなかったためでした。 >> 本質的なこの周期光度関係のずれは、牧野さんの仰るとおり、化学組成の差という >> ことなのでしょう。ただこの差が星間雲の影響などで同じ絶対光度を持つと勘違い >> されたようです。 >> >> >>種族1の天体からの放射は、星間雲の影響を種族2の天体のものより多く >> >> >> 受けるわけです。こんな訳で種族1のものと種族2のものの周期光度関係が異なる >> >> わけです。 >> >> ということですが、言葉が足りなかったですね。それとももっと勘違いしてますか >> ? うーん、言葉が足りないというより、筋道の通った文章を書く練習が足 りないのではないかと思います。上の文では、あまりに日本語がぐらぐ らなために何が仰りたいのか判断するのは(少なくとも私には)かなり 困難でした。 適当な参考書を読んで(例えば、「理科系の作文技術」とか)、少し練 習してみられてはいかがでしょうか。 なお、ヒッパルコス衛星の結果が出てきたことで、太陽近傍の描像は大 きく変わりつつあるようです。「天文月報」1997年8月号に国立天文台の (3月に退官されましたが、、、)宮本先生による解説記事があります。 牧野@東大駒場