Path: jaist-news.jaist!coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!news.nc.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@grape.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.sci.physics Subject: Re: Q:剛体の衝突について Date: 28 Nov 1998 04:39:23 GMT Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 40 Message-ID: <73nups$10f@news.nc.u-tokyo.ac.jp> References: <365C07CE.85249C3C@mb.infoweb.or.jp> <4817.912193372@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp> NNTP-Posting-Host: provence.c.u-tokyo.ac.jp X-Newsreader: mnews [version 1.19PL2] 1996-01/26(Fri) Xref: jaist-news.jaist fj.sci.physics:6491 <4817.912193372@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp>の記事において kono@ie.u-ryukyu.ac.jpさんは書きました。 >> 河野 真治@琉球大情報工学です。 >> >> 誰も答えないのか... でも僕が答えると文句がでることが多い :-) すみません、かなり難しい問題なのであまり答えたくなかったのです が、ちょっとだけ「文句」です。 >> 衝突を詳細に見ようとすると、どこがどうぶつかるかを確率的に計 >> 算するはめにおちいります。どうぶつかるかが決まれば、弾性衝突 >> すると仮定すれば、そのごはだいたい分かります。ぶつかった時の >> 力を考えればOk。 剛体と仮定してますから、変形はしないわけで初期条件を与えれば確率 がはいる余地はないような気がします。まあ、だから、一般にぶつかっ た瞬間の力積を考えればいいわけですよね。 >> 例えば、散乱の問題は、球と球ですが、それだけ >> でも、結構面倒です。(いや、これをめんどうというようでは、 >> 物理をやる資格はないんだが...) むー、球でも慣性モーメントを考えて、接触点での力積でスピンが変わ るとかすると、やはり回転にエネルギーが移動しますね。分子動力学な んかで剛体球を使う場合には、もちろん内部自由度は考えないのでそう いう問題は起きないわけですが。 >> 片方が2分子でモーメントがあったりすると、さらに大変。この時 >> には、回転エネルギーにどれだけ衝突エネルギーが移動するかどう >> かは、衝突の詳細に依存しすぎますから、普通は確率的に処理しま >> す。 ここでも確率がなぜでてくるのかよくわからなかったりするのですが、、、 接触点での力積が法線方向にしか働かないとすれば、あとはエネルギー 保存と運動量保存から力積の大きさを決められるのではないかと思いま す。 牧野@東大駒場