Path: sokai!inet-gw!cae-gw!ntt-twins!nttlab!icot32!titcca!kogwy!ccut!komaba!graco!makino From: makino@graco.c.u-tokyo.ac.jp (Junichro Makino) Newsgroups: fj.comp.parallel Subject: Re: Supercomputing '90 at New York Hilton Hotel Message-ID: Date: 20 Nov 90 13:22:53 GMT References: <8481@gama.is.tsukuba.ac.jp> Sender: news@graco.c.u-tokyo.ac.jp Distribution: fj Organization: Coll. Arts & Sci., University of Tokyo, Japan. Lines: 43 In-reply-to: oyanagi@gama.is.tsukuba.ac.jp's message of 19 Nov 90 13:55:02 GMT In article <8481@gama.is.tsukuba.ac.jp> oyanagi@gama.is.tsukuba.ac.jp (Yoshio Oyanagi) writes: 東大駒場の牧野です。 > 小柳義夫@筑波大学 です。 >  開会式の基調講演は、シンキング・マシン社の創立者の一人で、そもそ > もの発案者の、Danny Hillisでした。 >  ダニーはまずChallenging Old Assumptionという見出しのもとで、コネ > クション・マシン(CM)が、何でもできて、Crayより速く、Cray > よりやすい、とぶちあげました。記号処理もできる(1.2GIPS)、 > 数値計算もできる(地球物理で1.2GF)、陰解法だって海中音波の > 解析で1.25GFもでる。有限要素だって、宇宙ステーションの構造 > 解析のような不規則な通信を含む計算もできる。近接相互作用だけでなく > ボルテックス模型のような非局所的な計算でも5.2GF出る。気象モデル > のFree Lagrange codeのような動的な通信を含む計算もできる。NCAR > の浅水コードではFFTをつかったスペクトラル法だって1.8GFでる。 不規則な通信を含む計算のところだけ数字がでないのはもともと出なかったの ですか?まあここだけ 50Mflops ぐらい(ありそうな話だ)で恥ずかしかった とか。ボルテックスなんかは非局所的といっても通信は局所的ですからね。 >  さて、次は「Transition to Massive Parallelism」と題して、1995 > 年までに1TFlopsのマシンをつくる、と宣言しました。言語としては > FORTRANでよい、と。ただし、Fortran90ですが。 >  結論として、1995年までに > 現在のCM−2とソフトウェア・コンンパチで > 1 Tera Flopsの演算速度 > 1 Tera Byteのメモリ > 1 Tera bit/sのI/O速度 1 T Byte ぶんのメモリが幾らするかというのを別にすれば、それほど大変な 目標でもないですよね。あ、 I/O もバンド幅はとれても物理的にディスクが 付くかどうかは問題かな。まあ Cray がどうなるかわからない現在では TMC はアメリカの最後の希望の星だから、がんばってほしいですね。 牧野 淳一郎 (Junichiro Makino) makino@graco.c.u-tokyo.ac.jp 東京大学教養学部情報図形科学教室 phone: 03-467-1171 ex.240 Fax : 03-465-2896