Xref: jaist-news fj.sci.physics:1500 fj.sci.misc:793 fj.education:328 Path: jaist-news!cs.titech!nirvana.cs.titech!wnoc-tyo-news!news.u-tokyo.ac.jp!news.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@grape.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.sci.physics,fj.sci.misc,fj.education Subject: Re: Crisis in physics research Date: 18 Jan 94 20:51:58 Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 34 Message-ID: References: <1994Jan10.055452.24465@kudpc.kyoto-u.ac.jp> NNTP-Posting-Host: grape.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: tmiyazak@etl.go.jp's message of Tue, 18 Jan 1994 09:42:19 GMT In article tmiyazak@etl.go.jp (Takehide Miyazaki) writes: > |In article tmiyazak@etl.go.jp (Takehide Miyazaki) writes: > | > |一般に物理屋が使う計算機のスペックは物理屋が決めるものです。それを万が > |一にも計算機屋が「計算機屋が決める」と考えているとすれば、どちらの視野 > |が狭いのかな? > > >物理屋が自分の使う計算機のスペックを考えて、計算機屋につくって下さいと >お願いすればいいわけでしょ? 物理屋と計算機屋のコミュニケーションはもっ >とさかんになってしかるべきです。 やはりここで問題になるのは、物理屋が作ってほしい計算機は計算機屋さんに とって「児戯に等しい」ものなので、少なくとも研究レベルではなかなか作っ てくれないということでしょう。で、メーカーさんはちょっと桁違いのお金を ださないとやってくれないし。まあ、ほとんど定義によりマーケットが小さい んだから、メーカーさんが乗り気にならないのは当然だと思いますが。 > |そもそも物理屋が「計算機までつくる」といういい方の、「まで」の部分には、 > |物理の研究のすすめ方に対する大いなる誤解がひそんでいるように思えます。 > |物理屋の研究の道具は物理屋がつくって当然で、作らないで済むのはたまたま > |運が良い場合に限られるのではないでしょうか? > > >たしか、理研には平成5年度の補正予算で富士通のVPP500が入ると聞いていま >すが、これは、たまたま理研の物理屋さんの運が良くて、自分の計算機を自分 >で作らなくても済んだからなのでしょうね、きっと。 ちょっとこういういいかたは大人げないのではないですか。それにVPP500がは いったからそれで十分というわけでもないですよね。 牧野@東大駒場