Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!etl.go.jp!trc.rwcp!rwc-tyo!news.iij.ad.jp!iijnet!mspc220!mspc200!newsgate.melfans.or.jp!news.tcp-net.ad.jp!niq0!newssinet!news.nc.u-tokyo.ac.jp!komaba!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.education Subject: Re: Quality of a university (Re: [pseudo]) Message-ID: Date: 9 Aug 95 05:20:32 GMT References: <3u7n2q$vm@tmitns.tmit.ac.jp> >>>> On 8 Aug 95 12:59:42 GMT, kikuchi@phys.sci.osaka-u.ac.jp (Kikuchi Macoto) said: > 「どこから見ても怪しげな疑似科学書より一見まともそうな哲学書」 > のほうが問題じゃないか、という御質問だったと思いますが。 ううむ、最初の質問は、 (以下、遠い昔の牧野) > よく考えたらだんだん気になってきたので、ちょっと質問してもいいで > すか。これは、「問題の本が哲学書の体裁をとって出版されたら、(内 > 容は同じでも)自分は別になんの文句もない」ということなんですか。 (遠い昔の牧野終り) というものだったのですが、、、 菊地さんはその後に書いた (以下、遠い昔の牧野) > 社会的な影響は、どこからみても怪しげな疑似科学書よりも一見まとも > そうな哲学書のほうがずっと大きいかもしれないと思います。 (遠い昔の牧野終り) というところだけを憶えてらしたということなのですね。 >>> なお、なぜ根拠をおうかがいしたかったかというと、「理工学書として >>> 出版した」ということに基づいて、問題の本の著者を非難するような内 >>> 容のことをお書きになっていたからです。少なくとも人を非難しようと >>> するからにはちゃんとした根拠があってのことかと思いましたので、か >>> なりしつこく質問させていただきました。 > 後者についてなら根拠ははっきりしています。その話はほとんど前提条件であって、 > 当然納得されているものと思っていました。 > 例の本が理工学書として出版されたことについて、私に限らずほかのかたも著者と > 出版社を非難しています。 ここで、菊地さんは「理工学書として出版した」というのを、「文字通 り」にとられたように思うのですが、そういう理解でいいでしょうか。 もしそうだとすれば、こちらの説明不足かと思います。そうではなくて、 ここは「哲学書ではなくて理工学書として出版した」という意図でした。 上の引用の前に >>>「同じ内容でも理工学書とし >>>て出版される方が哲学書としてでるよりも問題が大きい」と主張される >>>かをおうかがいしたかっただけです。 と書いているのでわざわさ断るまでもないと思ったのですが。ちなみに 菊地さんのもともとの主張は以下のようなものです。 (ずーっと昔の菊地さん) > 私自身も当該書が哲学書として刊行されていたなら、それはそれで別の > 感想を持つところでした。しかし、残念ながら理工学書(見かけは)とし > て刊行されました。Shocking Scienceと銘うたれた本を自らの判断で哲 > 学書のコーナーに並べることまでを書店員に期待するわけにはいかない > でしょう。哲学書であるなら「哲学書」と銘うって出版させるように、 > いや、銘うたないまでも、せめて理工学書のシリーズには含まれないよ > うに出版社と交渉することは著者には当然できたはずです。 (ずーっと昔の菊地さん終り) これを見て、「理工学書と哲学書のどちらが悪いか」について判断の根 拠をお持ちかと思ったのです。ここでお書きになっていることは、単に 「疑似科学が理工学書としてでるのは良くない」というだけではなくて、 「疑似科学が理工学書としてでるのは哲学書として出るのにくらべて悪 い」という前提に基づいているように思えました。 > 何度も繰り返しますが、私が「定量的な根拠は誰にも示せない」と言っているのは > 牧野さんの最初の御質問にあった理工学書と哲学書のどちらが悪いか、という問題 > についてです。 で、以上のようなお答えをいただけたので、私としてはこれ以上議論を 続けるつもりはありません。 > では、どちらが問題か、の件については意見の一致をみなかった、ということで > おしまいにしましょう。 そうですね。それでよろしいかと思います。 牧野@東大駒場