Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!etl.go.jp!trc.rwcp!rwc-tyo!news.iij.ad.jp!iijnet!mspc220!mspc200!newsgate.melfans.or.jp!news.tcp-net.ad.jp!niq0!newssinet!news.u-tokyo.ac.jp!news.nc.u-tokyo.ac.jp!komaba!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.sci.astro Subject: Re: Apolo 13 Simulation !?? Message-ID: Date: 27 Jul 95 09:59:38 GMT References: <3utamr$mu9@panther.asahi-net.or.jp> Distribution: fj Organization: Dept. of Earth Science & Astronomy, College of Arts & Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 26 NNTP-Posting-Host: tache.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: Nobuhiko Nagai's message of 23 Jul 1995 11:10:19 GMT >>>>> On 23 Jul 1995 11:10:19 GMT, Nobuhiko Nagai said: > いくらこの Space Simulator がうまく出来ているとはいえ、ひとつ気になること > があるのです。遠心力はきちんと計算されているのか、というところ。重力が計 > 算されているということは明白ですが、(どれくらいの精度であるかは未知数で > す。)はたして遠心力までは・・・マニュアルをみると星の近くを Fly byした場 > 合、重力によって Flight pathが狂う、とあります。試したことはないですが、 > これは本当らしいです。 ものを見てないので想像ですが、、、軌道積分を数値的にやっているものと想 像されますので、その時間刻みではまともに計算できないところまで星の近く に近付いてしまっては問題が起きる場合があるということではないでしょうか? 可変刻みにすればいいわけですが、そうするとリアルタイムで動かすのが難し くなるので、ソフトを作る人にはなかなか悩ましいところなのでしょう。 > ただ、Apoloの場合、一旦月の引力に捉えられ月の裏側をぐるっと回ったあ > と、ハレー彗星みたいにまたビューンと遠心力にふられて、今度は地球に向かっ > てすっ飛んで行くのですから、つまり遠心力がなければこのApolo13 M > issionは絶対に成功しないはずなのです。ただこの実験箱の中で遠心力が > 働いているかを検証することは僕の知識ではとうていできそうにありません。 例えば地球の回りを回る衛星の軌道が作れるのなら、遠心力は計算できている ということになると思うのですが、、、 牧野@東大駒場