Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!etl.go.jp!trc.rwcp!rwc-tyo!news.iij.ad.jp!news.sun.co.jp!sunj-gate.Japan.Sun.COM!news2me.EBay.Sun.COM!venus.sun.com!cs.utexas.edu!howland.reston.ans.net!news.sprintlink.net!news.gdbnet.ad.jp!sinetnews!newssinet!news.u-tokyo.ac.jp!news.nc.u-tokyo.ac.jp!komaba!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.education Subject: Re: Quality of a university (Re: [pseudo]) Date: 30 Jul 1995 15:40:44 GMT Organization: Dept. of Earth Science & Astronomy, College of Arts & Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 36 Distribution: fj Message-ID: References: <3vc305$er1@nucc.cc.nagoya-u.ac.jp> NNTP-Posting-Host: tache.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: d43013a@nucc.cc.nagoya-u.ac.jp's message of 29 Jul 1995 10:30:45 +0900 >>>>> On 29 Jul 1995 10:30:45 +0900, d43013a@nucc.cc.nagoya-u.ac.jp (Yukihiko Namikawa) said: > In article makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) writes: >> どうでもいいですが中を読んだうえで(あるいはせめて表紙と帯くらいは見た >> 上で)おっしゃっているのでしょうか?読者に科学書と哲学書の区別がついた >> としても「この哲学者は科学もわかる素晴らしい人だ」と思うかもしれません。 >> 「哲学書」というラベルがあるからといって読者が「ワンクッション置いて読 >> む」ことを期待するのは、やはり「専門家」の態度だと思いますよ。 > 最初の牧野さんの記事にフォローしておくべきであったかも知れません。 > 両方とも問題であることは事実ですが、対応の仕方に違いが出てくることは意識する > 必要があります。 > 似非科学書に対しては(「似非」なんだから、玄人には区別がついても、素人には > 分からないに決まっている!)科学の領域で、その記事が非科学的であると論破すれば > 一応目的は達成されます。 これはその通りだと思います。 > しかし哲学書の中の似非科学記述に対しては、その記述自体の非科学性を指摘しても > その書物全体の問題性を指摘することになるとはストレートには言えません。それを > するには哲学の土俵の中で議論を展開する必要があり、逆に我々にはやや荷が重くなる > ことは確かでしょう。 これは必ずしもそうでもないと思います。別に書物全体の問題性を指摘しなく ても、科学的なところの内容が間違っているということを指摘するだけでいい のではないでしょうか。 もっとも、哲学者の議論の組み立てや文体がそもそも自然科学者の常識が通用 しないようなものなので、自然科学についてなにかいっているらしいことくら いはわかっても何をいっているかがどうもよくわからないということはありま す。そもそも何をいっているか理解するためだけに「哲学の土俵」にのってみ ないといけないという。 牧野@東大駒場