Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!etlnews.etl.go.jp!etlinn.etl.go.jp!etl.go.jp!trc.rwcp!rwc-tyo!news.iij.ad.jp!iijnet!mspc220!mspc200!newsgate.melfans.or.jp!news.tcp-net.ad.jp!niq0!newssinet!news.nc.u-tokyo.ac.jp!komaba!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.sci.misc Subject: Re: =?ISO-2022-JP?B?GyRCIVYySjNYJEg5LEohIVcbKEI=?= Message-ID: Date: 10 Oct 95 08:14:06 GMT References: <438stn$qta@hemp.imel.kyoto-u.ac.jp> Distribution: fj Organization: Dept. of Earth Science & Astronomy, College of Arts & Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 38 NNTP-Posting-Host: tache.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: e8301@etlrips.etl.go.jp's message of 9 Oct 1995 04:37:35 GMT >>>>> On 9 Oct 1995 04:37:35 GMT, e8301@etlrips.etl.go.jp (Mizutani Wataru) said: > 水谷です。拾い読みですが、、、 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ そうですか、、、、 > |実はこの箇所の直前にはもっと刺激的なことが書いてありますが、そこ > |はちゃんと本全体を読むべきところだと思うのであえて引用はしません。 と書いておいたのに「拾い読みですが」と前おきして意見を書かれると ちょっと悲しいですね。そんなに厚い本でもないので一応全体を読まれ てはいかがでしょうか。 > 疑似科学を真剣に愁いている人には、ちょっと耐え難いかもしれませんね。 それはそうでしょうね。 > 疑問なのは、科学が「しばらく」残るという意見には依存がないですけど、 > それがどれくらいの期間なのか、という点でしょうか。10年は問題ない、 > 20年くらい先はどうか。50年後に疑似科学が或る程度の市民権を得て、 > 研究予算の何割かを占めるようになる危険はないでしょうか。その時代の > 「まっとうな」研究者がはでな疑似科学の研究プロポーザルに予算を取ら > れて苦しむことにならないように今努力する義務はないのでしょうか。 > 「義務はない」と断言するのは、少し無責任な気がしました。 「努力すべきことはもっと別にある」というのが著者の考えなのでしょ う。無責任な態度とは思えませんでした。「疑似科学」は現代の科学の 抱える大きな問題の一つのあらわれと位置付けられています。その大き な問題を解決するにはどうするべきかということが議論されているわけ ですから、著者の立場から見ればより大きな問題に対して盲目であるこ とこそが無責任であるということになると思います。 なお、いうまでもありませんが上は私の考えであって、著者の意図する ところとは違うかもしれません。 牧野@東大駒場