Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!tokyonet.ad.jp!tokyonet.ad.jp!tdi-extnews!tdi-rcac!wnoc-kyo-news!wnoc-sfc-news!venus.sun.com!cs.utexas.edu!swrinde!hookup!news.join.ad.jp!sinetnews!newssinet!chiba-ns!keknews!news.tisn.ad.jp!is.s.u-tokyo!mech.t.u-tokyo.ac.jp!t-server!news.nc.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.comp.parallel,fj.sci.physics Subject: Re: parallel Date: 07 Apr 1996 13:22:49 GMT Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 64 Distribution: fj Message-ID: References: NNTP-Posting-Host: muscat.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: tokaji@db.nm.fujitsu.co.jp's message of 07 Apr 1996 08:51:24 GMT Xref: coconuts.jaist fj.comp.parallel:445 fj.sci.physics:2596 >>>>> On 07 Apr 1996 08:51:24 GMT, tokaji@db.nm.fujitsu.co.jp (Akio Tokaji) said: >> 戸梶さんとの議論に関していえば、私の現在の興味は、「この戸梶さん >> という人は、大規模数値計算、あるいは High Performance Computing >> といったものの現状について知ったうえで議論しているのだろうか」と >> いうことです。議論するにはcommon understanding というものが必要だ >> ということのようですから。 > いちおう、私が目標としている所を紹介します。 > (1)(例えば)AP1000/AP3000 のような超並列型コンピュータをとことん > 酷使したい。 戸梶さんの目標が、High Performance Computing の現状とは無関係なも のであるということは良くわかりました。 > 確認ですが、 > いわゆるスーパーコンピュータ(ベクトルプロセッサ)ではなくて、超並列マ > シンの話をしているんですよね? そうなんですか?前に書かれた 戸梶さん: >> > どうして「現状では、FORTRANかCの並列化ベクトル化コンパイラを使うの >> > が一般的」と言えるのですか? これは(応用)分野や、プロセッサの粒度 >> > を問わずということでしょうか? 牧野: >> 「物理」、特に「流体計算」という分野に関する話でしょうね。 戸梶さん: > (1) 例えば、ある3次元空間を、10 x 10 x 10 の格子に区切って、その各交 > 点である演算(f(x,y,z))をするとした場合に、FORTRAN または Cでは、 > どのようなコードになりますか? (1000個の交点ができますよね。x,y,z > は、それぞれ、0〜9 までの座標軸上の値を取ります) > (2) 同じく、10 x 10 x 10 の格子の各交点で、f(x,y,z) が、0〜n 個の数値 > を返す時に、1000個の各ノードからの値をつなぎあわせた一覧をメモリ上 > に作るには、どのようなコーディングをしますか? というのは、「超並列マシンの話」だったのですか。戸梶さんのお話は 高度過ぎて、私には理解できないようです。私はまた、並列処理言語の 話かと思っておりました。 > 超並列マシンまたは、(High Performance Computing の中でも)超並列計算の > ことについての common understanding が必要だと言ってます。 そうですね。例えば「風洞」という言葉をご存知でない方とは流体計算 の議論をするのは難しいというのと同じようなことでしょうか。(参照: ) > #超並列に関しては、(もしかしたら) 現在(現状)というようりは、これから > #花開く分野なのではないでしょうか? なるほど、現在の実用レベルの話をなさっているのではないということ ですね。それならおっしゃりたいことは良くわかります。個人的には、 例えば MIT の G. Sussman とかがずーっとやっている、 Scheme を科学 技術計算の実用に使えるようなものにしていこうという努力は重要なも のだとは思います。 ま、それでも、 Gordon Bell 賞でもとろうという時には C で書いてし まうというあたりはちょっとしょうがないですが。(参照: http://www.supercomp.org/sc95/proceedings/722_PSKO/SC95.HTM) 牧野@東大駒場