Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!tokyonet.ad.jp!tokyonet.ad.jp!tdi-extnews!tdi-rcac!wnoc-kyo-news!wnoc-sfc-news!venus.sun.com!cs.utexas.edu!howland.reston.ans.net!vixen.cso.uiuc.edu!newsfeed.internetmci.com!in2.uu.net!news.cais.net!usenet.seri.re.kr!news.imnet.ad.jp!ripspost.aist.go.jp!news.tisn.ad.jp!zion.phys.s.u-tokyo.ac.jp!news.nc.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.comp.parallel,fj.sci.physics Subject: Re: parallel Date: 08 Apr 1996 06:35:00 GMT Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 62 Distribution: fj Message-ID: References: NNTP-Posting-Host: muscat.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: tokaji@db.nm.fujitsu.co.jp's message of 08 Apr 1996 00:57:52 GMT Xref: coconuts.jaist fj.comp.parallel:449 fj.sci.physics:2599 >>>>> On 08 Apr 1996 00:57:52 GMT, tokaji@db.nm.fujitsu.co.jp (Akio Tokaji) said: >> というのは、「超並列マシンの話」だったのですか。戸梶さんのお話は >> 高度過ぎて、私には理解できないようです。私はまた、並列処理言語の >> 話かと思っておりました。 > Mick-Lisp は、並列処理言語です。逐次処理マシン、ベクトルプロセッサ、 > および並列処理マシン向けに、並列処理の計算の進み方を明示的かつ容易 > に指定可能です。 やはり並列処理言語の話で「超並列マシンの話」ではなかったのかな? なかなか戸梶さんのお話はいいたいことがつかみにくいですね。 > ●(1)のコーディング例 > 逐次処理の場合(1-a): > (dim ((x 10)(y 10)(z 10)) (f x y z)) > 超並列処理の場合(1-b): > (dim* ((x 10)(y 10)(z 10)) (f x y z)) > ●(2)のコーディング例 > [2-a]: > (concat-dim ((x 10)(y 10)(z 10)) (f x y z)) > [2-b]: > (concat-dim* ((x 10)(y 10)(z 10)) (f x y z)) > 一般に、f(x,y,z)のコストが小さい場合には、直列に(またはパイプライン > 処理で)実行した方が良い場合があるので、[1-a]、[2-a] を選択して下さい。 > 逆に、f(x,y,z)の計算時間が大きい場合には、[1-b]、[2-b] の記法を使って > 下さい。各交点に対して、f(x,y,z) という式およびパラメータをブロードキ > ャストすることにより、完全に並列に処理が行われます。 場合によってソースプログラムを書き換えないといけないくらいなら、 Fortran で3重ループを書いたものをコンパイラが自動並列化するほうが より「透過的」であるような気もするのですが、どんなものでしょうか? また、いわゆるデータパラレル型といわれる言語とどう違うのかもよく わからないので、例えば *Lisp, C*, HPF あたりと比べてどう違うのか を説明していただけないでしょうか。もちろん、そんな言語は知らない とおっしゃるのでしたら無理にとは申しません。 | Message-ID: | ということで、Mick-Lisp は、逐次実行と、並列処理との間が「スムーズ」ま | たは「透過的」で、プロセッサの粒度やネットワークのトポロジーに関係なく、 | または、そのようなことを意識せずにコーディング/実行ができるような、言 | 語(体系)およびOSが必要だと思ったんです。 という理想にはなかなか遠いようですね。今後の努力に期待します。 #「個体発生は系統発生を繰り返す」ってわけでもないと思うんだが。 牧野@東大駒場