Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!tokyonet.ad.jp!tokyonet.ad.jp!tdi-extnews!tdi-rcac!wnoc-kyo-news!wnoc-sfc-news!venus.sun.com!cs.utexas.edu!howland.reston.ans.net!gatech!newsfeed.internetmci.com!news.dacom.co.kr!usenet.seri.re.kr!news.imnet.ad.jp!ripspost.aist.go.jp!news.tisn.ad.jp!zion.phys.s.u-tokyo.ac.jp!news.nc.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.comp.parallel,fj.sci.physics Subject: Re: parallel Date: 08 Apr 1996 12:54:43 GMT Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 50 Distribution: fj Message-ID: References: NNTP-Posting-Host: muscat.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: tokaji@db.nm.fujitsu.co.jp's message of 08 Apr 1996 11:07:22 GMT Xref: coconuts.jaist fj.comp.parallel:463 fj.sci.physics:2613 >>>>> On 08 Apr 1996 11:07:22 GMT, tokaji@db.nm.fujitsu.co.jp (Akio Tokaji) said: > 戸梶@富士通です。 >> 人がわざわざ「自動並列化」と書いてあげているのに、、、データパラ >> レル型との比較について触れていただけなかったのは残念です。 > #書いてくれてるんですか? そうです。 > このあたりの記述を叩き台にしましょうか。 いえ、けっこうです。戸梶さんになにかを聞いてもまったく答えていた だけないことと、戸梶さんの頭のなかには時代遅れの本から得た知識し かないらしいということがよくわかりましたので、申し訳ありませんが これ以降戸梶さんの記事にはフォローしないことにします。 が、まあ、ひとことだけ > |●コネクションマシン、ダニエル・ヒリス 著/喜連川 優 訳、パーソナル > | メディア ううん、私は多分 CM の日本ではもっとも初期のユーザーだと思うんだ が、、、それはまあそれとして、 > |(はじめに) > |いわゆるFlynnの分類によるSIMDマシンには、2つの形態があるとされている。 > |1つは時間軸上の並列性を抽出したパイプラインプロセッサ、もう1つは空 > |間並列性を抽出したアレイプロセッサである。特に前者はメインフレームや > |マイクロプロセッサに於ける命令パイプライン、スーパーコンピュータのベ > |クトルプロセッサにおいて広く活用されてきたといえる。それに比べ後者は、 > |これまで十分日の目を見ているとはいえないILLIAC(米・イリノイ大学)、DAP > |(英・ICL社)、AAP(日・NTT)など何度も試作研究が繰り返されてきたにもかか > |わらず、必ずしも大きなマーケットを生むにいたらなかった。これは第一に > |はベクトルプロセッサは種々の工夫により性能の立ち上がりが速く、たとえ > |ベクトルエレメントが少数でも極めて効率よく処理できる。これに比べアレ > |イプロセッサは、プロセッサの利用効率が複雑になると急速に低下してしま > |う。第二にベクトルプロセッサは従来の単一プロセッサアーキテクチャと親 > |和性がよくハードウェア規模もそれほど大きくならずにすむのに対し、アレ > |イプロセッサは、アーキテクチャの変更が大きく、ハード量も本格的なシス > |テムでは相当大きくなってしまう、などの点がその利用が広がらなかった理 > |由ではないかと考えられる。 > |(後略) というわけで TMC は倒産したとはいえ CM-2, CM-5 などの興味深いハー ドウェアと、 *Lisp, C*, CM-Fortran などの優れた並列処理言語を開発 し、その後の並列処理研究に大きな影響を与えたわけですが、戸梶さん はその辺のことをどのくらいご存知なのか、、、 牧野@東大駒場