Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!etlnews.etl.go.jp!etlinn.etl.go.jp!etl.go.jp!trc.rwcp!rwc-tyo!news.iij.ad.jp!news.sun.co.jp!sunj-gate.Japan.Sun.COM!news2me.EBay.Sun.COM!venus.sun.com!cs.utexas.edu!howland.reston.ans.net!newsfeed.internetmci.com!news2.cais.net!news.cais.net!usenet.seri.re.kr!news.imnet.ad.jp!ripspost.aist.go.jp!news.tisn.ad.jp!zion.phys.s.u-tokyo.ac.jp!news.nc.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.comp.parallel Subject: Re: Cho-Sairyudo (was Re: parallel) Date: 30 Apr 1996 22:35:44 GMT Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 55 Distribution: fj Message-ID: References: <4kid1h$l5d@Faramir.isl.rdc.toshiba.co.jp> <4kktj3$ef3@Faramir.isl.rdc.toshiba.co.jp> <4ktgdn$mvg@Faramir.isl.rdc.toshiba.co.jp> <4ktgib$mvg@Faramir.isl.rdc.toshiba.co.jp> <4ktgok$mvg@Faramir.isl.rdc.toshiba.co.jp> <4l5de8$m7h@Faramir.isl.rdc.toshiba.co.jp> <4li1dh$e51@isnews.is.s.u-tokyo.ac.jp> <4lfve0$bhe@Faramir.isl.rdc.toshiba.co.jp> <4liggi$t6m@Faramir.isl.rdc.toshiba.co.jp> <4liopl$2q2@isnews.is.s.u-tokyo.ac.jp> <4lkphc$qm0@Faramir.isl.rdc.toshiba.co.jp> <4lmtq8$1ma@isnews.is.s.u-tokyo.ac.jp> <4m58am$5u7@isnews.is.s.u-tokyo.ac.jp> NNTP-Posting-Host: muscat.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: hiraki@is.s.u-tokyo.ac.jp's message of 30 Apr 1996 14:32:54 GMT >>>>> On 30 Apr 1996 14:32:54 GMT, hiraki@is.s.u-tokyo.ac.jp (HIRAKI Kei) said: > |うーん、わりとそうでない問題というのはあるような気がしますが、、、 > はい、おっしゃることは良くわかっています。超高性能計算機のユーザを一元 > 的に捉えること自身に無理があります。が、牧野さんが小数派のユーザかもし > れないとも思います。 あ、「そうでない問題」をやっているひとが、「現在の並列計算機のユー ザ」の少数派だというのはまったくそのとおりだと思います。速くなら ない計算機を使ってもしょうがないですから。 > |一応私の専門であるところの球状星団のN体シミュレーションでは、タイ > |ムステップ数が粒子数に比例して増えるので通常の(現在使われている) > |計算法では計算量がN^3で増えます。 > 素朴な疑問ですが、もっと次数の低い近似ではだめだということなのでしょう > か? そうです。実際に粒子の軌道を直接積分するN体計算をする限り、計算量 はこれより大きく減ることはありません。軌道を積分するのをやめて Orbit-Averaged Fokker-Planck のような方法を用いた場合、球対称の系 でなければさらに計算量が増えるし、どのみち球状星団では Fokker-Plank が破れるので、、、 > |そもそもこの手の問題は現在の MPP で、通信オーバーヘッドのために満 > |足な性能がでないので、「現在の MPP で効率的に実行されているアプリ > |ケーション」を考えれば > 通信オーバーヘッドがおもにメッセージ関連のソフトウェアについやされる時 > 間のことを意味するのであれば、上記意見はあまり意味があることとは思えま > せんし、 なぜでしょうか?使う側からみればハードもソフトも同じという気もし ます。 > いわゆる物理的?限界からのオーバーヘッドであれば問題の解き方自 > 身の問題です。(いいたい事がうまく表現できません。つまり、限界に挑戦す > ることによりムクワレルことはすくなく、実現する頃にはなしですます方法を > 誰かが考え出す危険があるということです) 良くわからないのですが平木先生のお考えでは、通信オーバーヘッドが 大きいのは a)ソフトウェアのせい b) 物理的限界のせい の2つの場合しかないということですか?そうだとすると「現在実現さ れているハードウェアはいかなるアプリケーションが必要とするコミュ ニケーションにたいしても物理的限界に近い性能をだす」というとても 非現実的な仮定がはいっているようにみえるのですが、なにか思い違い をしていますでしょうか? 牧野@東大駒場