Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!etlnews.etl.go.jp!etlinn.etl.go.jp!etl.go.jp!trc.rwcp!rwc-tyo!news.iij.ad.jp!triton.ad.jp!news1.pu-toyama.ac.jp!icews5!newssinet!sinetnews!eclnews!news.ipc.chiba-u!news.tj.chiba-u!train.ad.jp!news.nc.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.comp.parallel Subject: Re: Cho-Sairyudo (was Re: parallel) Followup-To: fj.comp.parallel Date: 07 May 1996 05:58:50 GMT Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 42 Distribution: fj Message-ID: References: <4m58ol$5u7@isnews.is.s.u-tokyo.ac.jp> NNTP-Posting-Host: muscat.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: msato@etl.go.jp's message of 1 May 96 12:12:31 >>>>> On 1 May 96 12:12:31, msato@etl.go.jp (Mitsuhisa Sato) said: > # 平木、牧野の両大先生の議論をフォローするのはおそれおおいですが。 本題とは関係ありませんが、私のごとき若輩者をつかまえて「大先 生」はなかなか無理があるのではないかと思うのですが、、、、、、 牧野: > | |なんかずーっと昔(89年頃?)に後藤先生の講演で「こうやればできる」っ > | |て話を聞いたはずなのですが、詳しいことはなにもおぼえてません。 > そのころ、後藤先生のプロジェクトではたらいていましたが、その時の構想っ > てのが、システム全体をパイプライン化するということでした。つまり、メモ > リを含めて、全部をパイプライン化する。 確か Circular Pipeline という言葉を聞いた憶えがあります。その時の かすかな記憶(研究会集録が見つからなかったので、、、)を掘り起こ すと、パイプラインが深くなるのは素子の特性、つまり基本回路がラッ チ的な動作をすることによるわけですよね。で、そうすると、要するに ゲート段数とパイプライン段数が同じになって、例えば大きい乗算器で も作れば数十段のパイプラインになる。 段数が大きいというのは大雑把にいってハードウェアの並列度が大きい ようなものなので、せっかく動作速度が速いのがなんとなく無駄になっ ているような気がしたのですが、このへんはしょうがないものなのでしょ うね。 > で、問題になるのはclockのdistributionですが、定在波(字あってます?, > standing wave)をつかえば、いいというのでした。 > # どうやって、調整するのかはいろいろ議論してましたが、しりません:-) うーん、ほんとにできたらすごいような気がします。 > 結局、JJや量子素子とかいろいろな素子が研究されていますが、当時の「感想」 > は現在のシリコンの素晴らしさを再認識したという感じでした。でも、100GHz > まではいかないでしょうね。 そういえばやはり後藤先生の講演で、シリコンでも 10 GHz くらいまで はいけるという話を聞いたような記憶があります。そんなことができる のなら JJ が日の目をみることはなかなか難しいのではと思ったのです が、、、 牧野@東大駒場