Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!infoweb-news!news.sendai.infoweb.or.jp!sasuke!NEWS01.SERVER!newsbase.nisiq.net!newsfeed.internetmci.com!feed1.news.erols.com!howland.erols.net!news.sprintlink.net!news-peer.sprintlink.net!uunet!in2.uu.net!news.iij.ad.jp!nr1.scn.co.jp!sinfony-news!news.kddnet.ad.jp!news.dvlp.kddnet.ad.jp!news.cs.ritsumei.ac.jp!kuis-news!kudpc!sakunami!chiba-ns!news.chiba-u.ac.jp!eclnews!sinetnews!news.nacsis.ac.jp!alps!cryst!escargot!t-server!news.nc.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.sci.physics Subject: Re: 自由落下の厳密解 Date: 23 Oct 1996 00:57:10 GMT Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 61 Message-ID: References: <53fv3j$98q@fs.naruto-u.ac.jp> <53skco$q9s@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> <53v9qo$9gp@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> <5425q8$q6b@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> <544q1l$2h2@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> <5478b0$c88@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> <54iag1$ab8@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> NNTP-Posting-Host: muscat.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: c54262@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp's message of 22 Oct 1996 11:17:21 GMT >>>>> On 22 Oct 1996 11:17:21 GMT, c54262@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp (sakaguchi fuminori) said: >> 「適当な場所でない」っていうのはちょっと意味がわかりませんが、 > これを書いたのは、先日、別な方々からメールで「この種の解釈論的議論は物理とは > 関係ない」との指摘をいただいたことを受けたものです。 fj.sci.physicsの > 場での議論として不適切であると、その方々だけでなく牧野様や他の読者の皆様が > 同様に判断されるのでしたら、議論をfj.sci.misc辺りへ移そうかと考えています。 ふーん、そういうことをいう人がいるんですねえ。まあ、なにが物理かっ ていうのはひとそれぞれでしょうから、なかにはそういうのは物理とは 関係ないって思う人もいて当然とは思います。 >> うーん、僕としてはなにかを「説明である」というふうに判断する基準 >> はどのようなものであるかということを論点にしたほうがいいような気 >> がします。 > これには賛成いたします。この種の議論がないまま暗黙の慣習で研究が > おこなわれているのなら、少し不思議なことではないでしょうか。 うーん、これが不思議かどうかというのは難しい問題ではないかと、、、 >> というようなことを言い出すと、そもそも初期条件を無限の精度で決め >> ておかないと軌道の計算はできないとか、球対称でも質量が無限の精度 >> で決まっていないと計算できないとか、そういうことになりませんか? >> >> 逆に、目的を決めた場合には、いびつな形であろうが完全な球であろう >> が必要な精度に応じた有限の情報で十分ですね。 > 記述長の問題だけから見ればおっしゃるとおりです。ただし、球対称の場合には > 精度を変えても描像は変わりません。これに対し、いびつな場合には、計算法を > 固定すればそうですが、計算法に依存して、質量分布の精度がパラメータのどの > 精度に反映してくるかが異なってきます。有限記述長で打ち切った場合の描像と > 、対象となっている問題の間の関係が不明確になってきます。この点は同じでは > ありません。 ここで「描像」とおっしゃっているものが何を指しているかというのが やっぱりどうもわからないという気がします。有限記述長で打ち切った 場合の数値解の振舞いは、誤差の範囲で「真の」解と一致するわけです よね?で、いくつかの計算法を考えても、それぞれの間の違いは予測で きる誤差の範囲内である(はずである)わけなので、そういう意味では 不明確なところはないようにも思えます。 >> えっと、批判の嵐というのは具体的にはどんなことをイメージなさって >> いるのでしょうか?僕が想像したのとはずれていたような気がするので、 >> ここで坂口さんがどんなものをイメージされているのかよく掴めないの >> です。 > 先日の"○子"の実体性(??)の議論のことです。 あれについては、やはり、「○」のところが伏せ字のままで終ったのが 良くなかったのではないかと思うのですが、、、 > 牧野様のイメージなさっている > ものは、どんなものでしょうか。 前にちょっと書いた、「球面調和関数展開で計算するべきと信じる人が、 差分法で計算するひとのことを攻撃する」という類のことです。 牧野@東大駒場