Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!wnoc-sfc-news!wnoc-kyo-news!aist-nara!ie.u-ryukyu.ac.jp!hakata!newssinet!news.nc.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.sci.physics Subject: Re: 自由落下の厳密解 Date: 25 Oct 1996 10:30:48 GMT Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 38 Message-ID: References: <53fv3j$98q@fs.naruto-u.ac.jp> <53skco$q9s@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> <53v9qo$9gp@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> <5425q8$q6b@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> <544q1l$2h2@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> <5478b0$c88@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> <54iag1$ab8@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> <54p9e9$qt0@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> NNTP-Posting-Host: muscat.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: c54262@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp's message of 25 Oct 1996 02:42:17 GMT >>>>> On 25 Oct 1996 02:42:17 GMT, c54262@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp (sakaguchi fuminori) said: > 再び坂口です。 >> ここで「描像」とおっしゃっているものが何を指しているかというのが > 使用した計算手法の数学構造に反映させたい"対象の性質"(??)のようなものです。 > ただし、言語を選択せずに対象そのものの性質を議論することはできないという > 観点に立てば、"対象の性質"が元から決まっているのではなく、あくまで説明者が > それを指定し、それが説明の道具の数学構造に反映するという意味においてですが。 えっと、「使用した計算手法の数学構造に反映させたい」ものなら、計 算法によって違うというのはまあ当然で、違うからといって不明確とい うことにはならないのではないかとも思うのですが、、、すみません、 やはり坂口さんのおっしゃりたいことが今一つわかっていないような気 がします。 >> 前にちょっと書いた、「球面調和関数展開で計算するべきと信じる人が、 >> 差分法で計算するひとのことを攻撃する」という類のことです。 > 確かに、「狭義の数値解法」を物理に使いたがらない人もいますね。 > この背後には、何でも力任せに計算機で解く風潮への反発もありましょう。 > でも、今回のような使い方の場合には、球面関数展開による解法も > 差分法と同じ意味で「数値解法」の一種だと思います。 あ、これは球面調和関数展開で計算するという数値解法の話です。例え ば "Are Some N-body Algorithms Intrinsically Less Collisonal Than Others?", Hernquist, L. and Barnes, J. E. 1990, The Astrophysical Journal, 349, 562. で引用されている論文のなかにはいくつかそういうものがあります。こ の論文自体は、「そーゆー攻撃は間違っているということを理論的・実 験的に示した」という内容です。 牧野@東大駒場 %なお、明日から2週間ほど反応が遅くなるかもしれません。