Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!etlnews.etl.go.jp!etlinn.etl.go.jp!etl.go.jp!trc.rwcp!rwc-tyo!news.iij.ad.jp!intec.co.jp!toyama-noc.intec.co.jp!triton.ad.jp!news1.pu-toyama.ac.jp!icews5!newssinet!hakata!kudpc!sakunami!chiba-ns!news.chiba-u.ac.jp!eclnews!sinetnews!news.nacsis.ac.jp!alps!cryst!escargot!t-server!news.nc.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.sci.physics Subject: Re: Setumei (Re: The world is a scree Date: 04 Sep 1996 00:21:50 GMT Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 45 Message-ID: References: NNTP-Posting-Host: tapir.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: "=?ISO-2022-JP?B?GyRCT0FKOCEhQ041MxsoQg==?= " 's message of 04 Sep 1996 02:22:00 +0900 >>>>> On 04 Sep 1996 02:22:00 +0900, "=?ISO-2022-JP?B?GyRCT0FKOCEhQ041MxsoQg==?= " said: >>> #まあ、彼らが実際に悔しがったかは、調べていないので分りませんが。 >>> (暇なときに調べるには格好の話題では?) >> >> そうですね。面白い本があったら紹介してください。 > 『X線からクォークまで」 E.セグレ著 みすず書房 > や、アインシュタイン関係の本に書いてありそうですね。レオ・シラードの自伝も > 翻訳があったはずですよね。こういう、問題意識(というほどの物でもないですが) > を持っての読書はけっこう楽しいものですよね。(ちなみに、今あげた本は全部未 > 読) The GOREM Harry Collins & Trevor Pinch Cambridge University Press, 1993, ISBN 0-521-47736-0 なんてのはどうでしょう。ちなみに、この本のマイケルソン・モーレー の実験に関する記述は The Ethereal Aether: A History of the Michelson-Morley-Miller Aether-Drift Experiments, 1880-1930 L. S. Swenson University of Texas Press, 1972 に基づいているとのことです。 でもって、これら(といっても私がみたのはCollins & Pinch だけです が)によると、マイケルソンとモーレーは 1880年代にいくつかの実験を していて、これらが良く知られているのですが、 1900年代にはモーレー とミラー、 1920 年代にはミラー単独で実験を続けていて、1924年の実 験は「明らかに Aether Drift を見い出した」業績ということで AAAS から表彰されたのだそうです。なんか信じ難いような気もしますが。 これに対してマイケルソンは 1920年代後半にいくつかの実験を行ない、 Drift は見い出せないという結果を得ているとのことです。 牧野@東大駒場