Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!news.nc.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.education Subject: Re: the market needs of the high-educational thing (Re: Campaign against limited contract) Date: 26 May 1997 11:06:29 GMT Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 40 Message-ID: References: <5m94nv$k7p@www.tuat.ac.jp> NNTP-Posting-Host: muscat.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: hironobu@h2np.suginami.tokyo.jp.NO_SPAM_HERE's message of 26 May 1997 02:04:34 +0900 Xref: coconuts.jaist fj.education:7176 >>>>> On 26 May 1997 02:04:34 +0900, hironobu@h2np.suginami.tokyo.jp.NO_SPAM_HERE (Hironobu Suzuki) said: > 狭い見方だと思います。先程の実例では、知っている範囲では、工学だけでは > なく、医療(医学)、理学、経済、法律と多岐に渡っています。 > もし、応用と基礎の分野の違いという意味でいっているなら、それも狭い見方 > です。例えば、量子力学や天文学という基礎分野は、スーパーコンピュータ技 > 術の発展と切っても切れない関係にあります。 > 今や、基礎研究が高度であればあるほど、関連技術の裾野が広くなっています。 > 基礎研究が、応用から遠いという考え方をしている人は、現状を認識出来てい > ないのではないかと思います。 これはまあそうですし、「量子力学や天文学という基礎分野は、スーパー コンピュータ技術の発展と切っても切れない関係」というのもそうです が、だからといって、例えば天文学について、 > @ 日本の大手の企業は、アメリカの大学に対して多額のコントリビューション > を行なっています。 > @ アメリカの大学は、ハイテク技術の研究に関しては、産学協同プロジェクト > が中心といっても過言ではありません。日本の企業も日本から人材を送り込ん > で共同研究を盛んにやっています。 > @ 大手企業や、官庁も、抱えている若手を大学に教育に出したりしますが、高 > いコストが負担できる所は、アメリカの大学への留学が中心になっています。 > @ アメリカの大学の先生の中から、自分の技術の目処がついたら、大学を辞め > て出資者をつどいベンチャーを初める人が、けっこういます。その出資者とし > て日本の企業も名を連ねています。 > @ ハイテク産業が集まっている地域が何箇所かあります。ほとんどの場所の求 > 心力は、大学の存在です。そこに、日本の企業も研究をや開発センターを作っ > ています。 というようなことは日米を問わずあまりないような気がします。天文学っ てのはやっぱり「応用から遠い」とみなされていると思いますが、、、 牧野@東大駒場