Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!news.nc.u-tokyo.ac.jp!zion.phys.s.u-tokyo.ac.jp!geoph!news.ms!komaba!news.c.u-tokyo.ac.jp!news.c.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@kaiji.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.sci.physics Subject: Re: =?ISO-2022-JP?B?GyRCJVAlaiU5JUYlIyVDJS8kSjdPJEskKhsoQg==?= =?ISO-2022-JP?B?GyRCJDEka0cuTk8zWCRLJEQkJCRGJE48QUxkGyhC?= Date: 16 Nov 1997 12:51:47 GMT Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 30 Distribution: world Message-ID: References: <64ma28$98l@sakura.kudpc.kyoto-u.ac.jp> NNTP-Posting-Host: kaiji.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: izumi@ibis.iamp.tohoku.ac.jp's message of Sun, 16 Nov 1997 20:15:59 +0900 Xref: coconuts.jaist fj.sci.physics:6101 >>>>> On Sun, 16 Nov 1997 20:15:59 +0900, izumi@ibis.iamp.tohoku.ac.jp (izumi makoto) said: > トリック2に関して、ここは私の一番の疑問点であり、直感的な部分に頼ってい > たところであります。しかし、運動量が全く遷移確率に影響を与えないのでしょ > うか? あ、全く与えないというわけではなくて、もちろん、同じフェルミ分布 のなかであればエネルギーが高い、すなわち運動量が高いもののほうが そこから落ちる確率は高いわけですよね。でも、ポテンシャルの底が違 うことによって運動量が変わっても、同じフェルミ分布にしたがってい るから、、、 例えば、極端な例では絶対零度になってもAとBで電子の運動量は違いま すが、でも、だから運動量の大きいほうではフォノンを励起できるかっ ていうと、そんなことはないわけですよね。 >  同じことを気体で行ったらどうなるのであろうかということです。というか私 > が最初に考えていたのは気体においての物だったのですが。 >  もう想像は付いているでしょうけど、気体の粒子(原子でも分子でもいいので > すが、いつもの用に単原子分子でかんがえてみます) > (もう、相手にされないかな?)考えていただける方ぜひ返事を下さい。では。 えっと、やっぱりこの場合でも、フェルミ気体であれば下で運動量は大 きいけれどそれが温度の違いになるわけではないし、ボルツマンに従う なら運動量は同じになるってのは電子の場合と同じだと思います。 牧野@東大駒場