Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!newsfeed.btnis.ad.jp!np0.iij.ad.jp!news.iij.ad.jp!rim.or.jp!tamaru-news!Q.T.Honey!quest-news!news.t.u-tokyo.ac.jp!news.nc.u-tokyo.ac.jp!komaba!news.c.u-tokyo.ac.jp!makino From: makino@chianti.c.u-tokyo.ac.jp (Jun Makino) Newsgroups: fj.soc.pseudo-science Subject: Re: Kubota Takashi & Gotou Manabu (Re: k Date: 10 Oct 1997 11:46:29 GMT Organization: College of Arts and Sciences, Univ. of Tokyo Lines: 56 Distribution: fj Message-ID: References: <343BB224.2167@super.win.or.jp> NNTP-Posting-Host: muscat.c.u-tokyo.ac.jp In-reply-to: kuroki@math.tohoku.ac.jp's message of 10 Oct 1997 08:31:55 GMT Xref: coconuts.jaist fj.soc.pseudo-science:2506 >>>>> On 10 Oct 1997 08:31:55 GMT, kuroki@math.tohoku.ac.jp (Kuroki Gen) said: > 黒木です。 > そもそも、私は、別に科学哲学者を名乗っているわけでもありませんし、ファ > イヤアーベントのまとまった紹介を書くことを意図してません。 ファイヤアーベントも別に科学哲学者を名乗っているわけではないでしょうね。 > 一方、竹内薫氏の方は、科学哲学者を名乗った上で、邦訳された一冊の本 > (Against Method)の一部を「語録」と称して引用するだけで済ませているわけ > です。 こういう、「自分は素人だからいい加減なことをいってもいい」というふうに とれなくもない発言は黒木さんがもっとも嫌うところかと思っていましたが、 それはさておき、 > ところで、牧野さんは竹内薫氏によるファイヤアーベントの解説を実際に読ん > でみましたか?個人的には、牧野さん自身の感想を聞いてみたいと思っていま > す。よろしくお願い致します。 読んでます。黒木さんの先の紹介とはまた別方向にずれているという印象があっ たので、 > これでは黒木さんのファイヤアーベント紹介も、竹内薫氏のものと少なくとも > 同じ程度にはトホホなものになるわけですが、、、読んでもいない本の「肝心 と書いてみたのです。 > 例えば、Three Dialogues on Knowledge 1989, 1991 (『知とは何か――三つ > の対話』、村上陽一郎訳、新曜社)も参照してみてください。ファイヤアーベ > ントが心配していることの一つは、ある種の哲学の主張が多くの人達に無批判 > に受け入れられて大きな権威を持ってしまうことなのだと私は思いました。そ > して、その批判の対象は、ある場合には、それが哲学で権威付けられた科学的 > 合理性であったり、別の場合には、相対主義的な科学哲学や科学社会学の主張 > であったりするわけです。 あ、そのあたりもちゃんと読んでいらっしゃるのですね。 Farewell to Reason (でしたっけ)も読まれましたか? 「ある種の哲学」とか「科学的合理性」に「哲学で権威付けられた」とつける あたりに黒木さんの趣味が感じられますが、上の黒木さんの文章にはおおむね 賛成します。 > そう言えば、牧野さんが、以前、「理論負荷性」に関る話題において、理研の > 太田さんにつっこまれたというようなことがあったような気がします。その件 > の記事がいつどこに投稿されたの忘れてしまい、検索できずに困っています。 > どなたか、情報を持っている方がいれば、メールもしくはこの記事へのフォロー > などで教えてください。 どんな話でしたっけ? Sokal 先生の件についてもやりとりしたことがあった ように思いますが、内容はすっかりわすれてしまいました。 #太田さんはKEKに移られましたね。 牧野@東大駒場