Path: coconuts.jaist!wnoc-tyo-news!news.iij.ad.jp!news.sun.co.jp!sunj-gate.Japan.Sun.COM!news2me.EBay.Sun.COM!venus.sun.com!wnoc-sfc-news!wnoc-kyo-news!aist-nara!odins-suita!odins-sci!ghidrah!kikuchi From: kikuchi@phys.sci.osaka-u.ac.jp(M.Kikuchi) Newsgroups: fj.education Subject: Re: Quality of a university (Re: [pseudo]) Date: 01 Aug 95 22:23:30 Organization: Faculty of Science, Osaka University Lines: 30 Distribution: fj Message-ID: References: <3u7n2q$vm@tmitns.tmit.ac.jp> Reply-To: kikuchi@phys.sci.osaka-u.ac.jp(M.Kikuchi) NNTP-Posting-Host: ghidrah.phys.sci.osaka-u.ac.jp Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain 菊池@阪大です ********牧野@東大駒場さん******** >はい、そういうこともあるかもしれないなと思っていただければ結構で >す。まあ、もうすこし書くと、僕のいいたかったことは、菊池さんのよ >うな主張はけっこう困難を抱えるものだということです。つまり、「非 >専門家の立場で」ということだと、理学書、哲学書の区別どころではな >く、SF小説、コミック、アニメというところまで問題になりかねない >(読む人が区別しているかどうかは結構怪しい)と思うのですが、どん >なものでしょうか。 どうして、そういうことを言われるのか全く理解に苦しむのですが、それは私の主張とむしろ反対では? もしかして、「非専門家」を幼稚園児にまで拡大解釈されているのでしょうか。だとすれば、私の書き方も悪かったのかもしれませんが、ここでは大人を相手にしていると理解してください。少なくとも中学生以上でしょうかね。 私が主張したのは、科学書として出版されているものを「疑似」か「ほんとう」か見分けるのは素人にはむずかしかろう、ということです。 一方で、科学を勉強したくて哲学書を買う人はいるまい、という意味のことを書きました。その前提は、科学書と哲学書は一般的に違うし読者もそれを認識しているであろうということです。ましてや科学書とSF・コミック・アニメにいたっては言わずもがなかと思います。 アニメと科学書の区別がつかない大人がいないとは言いませんが、そこまで理解力のない人についてはとりあえず問題にしていません。それはまた別の議論になります。 普通の大人を相手にする限り、私の主張でそれほどの困難が生じるとは思えません。 >#ちなみに僕はPKDよりも神林長平のほうが好きです。 私はPKDファンてくらいですから、SFの科学考証がどんなにでたらめだろうと、アニメでどんな無茶な理論が使われていようと気にしません。それが教育上悪いとも全然思いません。 確かに、「僕の地球を守って」がかつて引き起こした問題などは、少女たちがコミックと現実の区別がつけられなかったことに起因します。しかし、今の話題からはあまりにも遠いので、必要ならまた別に議論すべきかと思います。 #もちろん、徳間の「アミ」のように、原書が童話として出版されたにも関わらず、 #あたかもノンフィクションであるかのように売りだしたものは別です。あれは、わ #かれというほうが無理(だって、出版社が確信犯なんだもん)。 疲れたので、申し訳ないけど、とりあえず今日はここまで(これだけ書くのに1時間以上かかってしまったのです。推敲しすぎ)。