Path: sran265!katsu From: katsu@sra.co.jp (WATANABE Katsuhiro) Message-ID: Date: 12 Jul 93 12:47:13 Organization: Software Research Associates, Inc.,Japan In-reply-to: t-ishii@sras52.sra.co.jp's message of 5 Jul 93 07:48:51 GMT Newsgroups: sra.os.unix Subject: dump paratemeters to figure out tape capacity (Re: /etc/rmt sleeping) Distribution: sra References: sra.sys.news の記事 で t-ishii@sras52.sra.co.jp (Tatsuo Ishii) さんいはく > 8mm ドライブに rdump を利用してバックアップをとっていますが、 > ちなみに、ダンプのパラメータは、 > > ubds 126 54000 6000 > > のような感じです。 > > なお、rdump を起動するホストは NEWS 830 (4.2C)または SS10(4.1.3) です  いろいろな機械で dump するときにいつも思うのですが、b option の単位は NEWS-OS では KByte、SunOS では 512Byte と異なっているのがいやですよね。  さて、上で引用した記事の主題とは無関係なのですが、dump にテープの 容量を計算させるための option d,s の設定の作法や方法を教えてください。  ds 54000 6000 というのは、SUN OS の dump(8) などで推奨されている 値だと思いますが、NEWS-OS の「アドミニストレイターズガイド」では 全く別な値が推奨されているはずです。(そもそも b option で ブロックサイズを変えてしまえば、ds 54000 6000 というのもあてに ならなくなると思っていますけど。)  SUN や NEWS で dump したファイルは、( とか dump(5) の記述が SUN や NEWS では若干違うのにもかかわらずどういうわけか) SUN と NEWS で相互に restore できます。こうした互換性から、dump と restore のコマンドパラメータの与えかたまで同じであると思っている人も 多いようです。しかし、これは多分誤りなのではないでしょうか。  実例をひとつ出してみましょう。中に含むファイルやディレクトリが 同じであるようなファイルシステムを Sun と NEWS-OS 上に準備して両者の dump がテープ量をどう見積もるのか見くらべてみましょう。(上の石井さんの 例にくらべてテープの長さは 1/100 の 60ft にしました。) ext221# cat /etc/motd SunOS Release 4.1.1-JLE1.1.1 (SPARC75) #2: Thu Aug 8 18:11:36 JST 1991 ext221# df /dev/sd0a Filesystem kbytes used avail capacity Mounted on /dev/sd0a 7573 5929 886 87% / ext221# dump 0fbds /dev/null 126 54000 60 /dev/sd0a . . . . . DUMP: estimated 13534 blocks (6.61MB) on 0.35 tape(s). sran229# cat /etc/motd NEWS-OS Release 4.2C #0: Tue Jul 21 14:13:30 JST 1992 sran229# df /dev/sd01f Filesystem kbytes used avail capacity Mounted on /dev/sd01f 7453 5929 778 88% /mnt sran229# dump 0fbds /dev/null 63 54000 60 /dev/sd01f . . . . . DUMP: estimated 6710 tape blocks on 0.28 tape(s). (注:63 tape blocks on NEWS == 126 tape blocks on SUN) というように、かなり違ってますよね。  c option などを使うと違いすぎてめちゃめちゃになります。(SONY の dump(8) には c option が載っていませんが、SONY の人が fj で、 cartiridge に dump する際には c option を必ずつけるべきだと書いていたり しますから、その主張の正否はともかく、少なくとも c option は minor な option ではないとみていいですよね?)  教条主義・権威主義に傾くと、Chris Torek さんも Network News の世界で 必要なテープ量の見積り方は dump の実装によって異なるという記事を 書いていました。なんでも、ブロック間ギャップの値が #ifdef sun で 分けられているとか。  というわけで、厳密な話をすると 「d,s などはマニュアル推奨の値を使わねばならず、これは各機種で異なる」 と思えてしまうのですが正しいでしょうか?(こんなこと守ってたら b option も使えないことになってしまうのですが。)  もっとも、テープの容量の見積りが多少ちがってても、読めなくなる わけでもなんでもないし、どうってことないとは思うんですけどね。以前 栗原部長に質問したときも、環境支援でも d,s などには頓着していないが 問題は全く発生してないとのことでした。 -- 渡邊克宏@PSEL(四谷)