Newsgroups: fj.mail Path: jaist-news!cs.titech!wnoc-tyo-news!glocom!cotton!shin From: shin@wide.ad.jp (Shin Yoshimura) Subject: Mail from/to NIFTY-Serve Organization: WIDE Project Followup-To: poster Nntp-Posting-Host: mohair.iij.ad.jp Message-ID: Reply-To: wpnc-query@wide.ad.jp Distribution: fj X-Md4-Signature: cdfb00d24a134aecfa1480022dc5efcf Sender: news@iij.ad.jp (USENET News System) Date: Mon, 17 May 1993 12:43:46 GMT Lines: 61 1993 年5 月17日 WIDE プロジェクト ニフティ株式会社 "WIDE プロジェクト" と"ニフティ" 相互接続を国内インターネット全域に拡大 WIDE プロジェクト(代表村井純、慶應義塾大学環境情報学部助教授) とニフティ 株式会社(代表取締役社長飯冨博) は、1993 年5 月17 日より電子メールの相 互接続を国内インターネット全域に拡大します。 これは1992 年9 月1 日より実施しているWIDE インターネット、ニフティサー ブ、PC-VANとの相互接続実験の一環として行うものです。 これは、これまで実施してきた相互接続実験の成果により、関係各方面にてニ フティサーブとインターネットとの相互接続が有効であると評価されたことに よります。また、電子メールの相互交換の拡大を希望するインターネット利用 者とニフティサーブの利用者との双方からの要望に応えた形ともなります。 この拡大に先立ち、 WIDE プロジェクトとニフティ株式会社は、システムの高 速化や改良に取り組み、国内全域からの利用により予想されるトラフィックの 増加への対応を行いました。 インターネットとニフティサーブとの相互接続は、WIDE プロジェクトとニフ ティが実験として行っているもので、WIDE インターネットをニフティサーブ とインターネットとの接点として電子メールの相互接続を行っています。 WIDE インターネットは、大規模広域分散環境に関する研究のために、31 の大 学、63 の民間企業などを相互接続したTCP/IP のネットワークです。国内の学 術研究ネットワークや海外のネットワークとも相互接続をしており、インター ネットとニフティサーブとの電子メール交換は、現在のところ1 日平均5,000 件以上行われています。 国内のインターネットは、日本ネットワークインフォメーションセンターによ り管理される共通のアドレス空間を利用して、WIDE、 TISN、JUNET、 SINET や、地域ネットワークなど 21 のネットワークプロジェクトを相互に接続して います。836 組織が接続(93 年5 月10 日現在) されていて、今回の措置によ りニフティサーブなどのパソコン通信サービスも、 "username@domain.xx.jp" 形式で電子メールが配送されるインターネットノードとして国内全域から認識 されるようになり、逆にパソコン通信サービスから国内すべてのインターネッ トノードへの配送も可能になります。 さらに、共同研究プロジェクトでは将来的にインターネットからニフティサー ブへのアクセスの実現を計画しており、これにより大学などのネットワークに 接続されたコンピュータの利用者とニフティサーブの利用者とが電子メールの 交換を行えるだけでなく、学内LAN などに接続されたコンピューターからニフ ティサーブを利用できるようにもなります。 この実験により、パソコン通信サービスが提供する情報サービスの利用や、よ り広範囲の研究者などとの電子メールの交換が研究・教育環境から可能となり、 大学での研究・教育環境の向上が期待されます。 注: - 実際のオペレーションの開始は1993年5月17日午前10時から行われます. -- 吉村 伸 Shin Yoshimura Internet Initiative Japan Inc. Operations Div., IIJ