Path: katsu From: katsu@sra.co.jp (WATANABE Katsuhiro) Message-ID: Date: 20 Jun 1995 07:04:52 GMT Organization: Software Research Associates, Inc., Japan Distribution: Newsgroups: fj.rec.rail Subject: Railways' fare doesn't follow the metric graph axioms Followup-To: fj.rec.rail 老後のボケ予防に旅の勉強を始めようとしている者です。なるべく安い 運賃で旅することの研究は多方面で行なわれていますが、距離を重みとした 路線図グラフと運賃空間との乖離の方に興味を持ちました。(前者は 三角不等式などの公理を満たす距離グラフになりますが、後者は、そもそも 重みつきグラフとして well defined にならない) さて、JR の 2駅間の「営業キロ」を最小にする経路(以下、最短経路)が、 その2駅間の「運賃」を最小にしない場合を探しています。地方交通線と 幹線の料金の違い(換算キロを利用するという規則)を利用するケースは 思いついたのですが、それ以外にどんなことが考えられるでしょう? 特に、幹線と東京大阪の環状線との料金の違いを利用したり、特定運賃を 利用するケースというのがありえるでしょうか?周遊券とか企画券を活用した 料金で考えるといろいろあるんだろうと思うのですが、私個人は運賃体系 自体からくるズレに興味があります。 最短経路の運賃と同額の経路が最短経路以外にもあるケースは見つけられても、 最短経路よりも安くなるというのは私が事前に予想したより少ないようです。 運賃が量子化されていて連続でないことが影響しています。試しに八高線と 身延線について、地方交通線対幹線の運賃の違いを利用する戦略で探して みましたが、最短が最安とならないケースは見つけられませんでした。 関連して、「東船橋」と「千葉みなと」間の運賃(370円)に不安をもって います。両駅とも大都市近郊区間内なので最短経路で計算する約束で、 東船橋 - 蘇我 - 千葉みなと 計 22.0km で計算すると考えています。 しかしこれだと、蘇我の部分で電車特定区間を出てしまうので、通常の 幹線の運賃の計算方法によって 390円になってしまう気がするのですが。 特定区間を出ないように遠回りをして、東船橋 - 西船橋 - 千葉みなと 22.8Km だと、確かに 370 円です。370円の理由は次のいずれでしょうか? (a) 発着駅が近郊区間内でも必ず最短距離で計算しなければならないわけでは ない。最短経路の方が安い場合のみ、最短経路を選択する。 (b) 経路が一部特定区間からはみでていても、途中下車しない限り、 発着駅が特定区間なら特定区間扱いしてよい。(新宿から仙台経由で 四谷まで途中下車しなければ 160円 ...) (c) 規則では決まってないが、お客の不利にならないように配慮している 東船橋、千葉みなと、どちらの駅の駅員さんも、370円で結構といいますが、 理由を聞いても、お忙しいようで相手にしてくれませんでした。390 円、 いや 1590 円出してもいいから理由を教えてくれえ... -- 渡邊克宏@SRA