CVS 1.8.1 の解説 OHP
last updated: 1998/Mar/11
バージョン管理システム CVS(Concurrent Version System)の使い方解説セミナーで
利用した OHP を公開します。ver 1.8.1 を元にしており、
CVS の info ファイルを適宜参照しながら説明する形になっています。
セミナーの副資料の域を出ないので、網羅的で完全な解説はできていませんが、
CVS に慣れていない方にも雰囲気は伝わるのではないかと思います。
複写改変再配布等は自由です。
プリントアウトしたもの、
もしくは Macintosh Persuasion 3.0J で作ってある元ファイルを入用の方は
作者(渡辺克宏)まで御連絡下さい。
解説 OHPの HTML 文書をまとめて tar | gzip したもの
もあります。 
誤りの指摘やコメントを強く歓迎します。なお、質問をお寄せ頂ければ、
その部分の解説を追加するよう努力します。
古くなった記述や誤りに関する重要なお知らせ
- 
OHP の中では、リポジトリとして、しばしば ``/usr/CVS'' という
名前のディレクトリを用いています。
しかし、最近の CVS では、
これは管理用のディレクトリ(working copy に置かれる ``CVS'')と
いろいろな局面で衝突するようになってきました。
リポジトリの名前としては、``cvsroot'' などが適当でしょう。
-  23 ページにおいて、
 誤:cvs init -d 新リポジトリのディレクトリ
 正:cvs -d 新リポジトリのディレクトリ init
OHP
- 1.表紙
- 2.人手で協同作業を管理すると...
	
- バージョン管理ツールの必要性
- 3.衝突回避の一つのアイデア
	
- RCSでのバージョン管理のやりかた
- 4.CVSでの衝突回避
- 5.CVSで管理すると
- 6.CVS 基本概念
	
- 
	
	- 7.リポジトリ
	- 8.作業用ディレクトリ・作業用コピー
	- 9.モジュール
	- 10.モジュールは再帰的に構成可
	- 11.リビジョン・リビジョン番号
	- 12.リビジョン = 個々のファイルの各バージョン
	- 13.ブランチ(枝)
	- 14.BASE リビジョン・HEAD リビジョン
	
 
- 15.CVS 基本コマンド概要
	
- CVSを使った基本の作業(info: A sample session と照らし合わせること)
	
	- 16.CVSを使った基本の作業1
	- 17.CVSを使った基本の作業2
	- 18.CVSを使った基本の作業3
	- 19.CVSを使った基本の作業4
	- 20.ファイルの追加のしかた
	- 21.ファイルの削除のしかた
	- 22.CVSを使った基本の作業ここまでまとめ
	- 23.CVSを使い始めるとき
		
- 
		
		- 24.既にファイルがある場合
		- 25.まだ何も作っていない場合
		- 26.「モジュール」の定義
			
- 
			
			- 27.modulesファイルでのモジュール定義
			
 
 
 
- 同時並行開発作業
	
- info: Multiple developers と照らし合わせること。
	
	- 28.同時並行開発作業1
	- 29.同時並行開発作業2
	- 30.同時並行開発作業3
	- 31.並行開発のまとめ
	
 
- 32.タイムスタンプ:make との関連
- 33.リビジョン番号のそろえ方
- 34.タグ
	
- 
	
	- 35.tag コマンド
	- 36.複数のタグ・タグの移動・削除
	- 37.タグに関係したコマンド例
	- 38.rtag コマンド
	- 39.タグによる、モジュール間のリリースの関係づけ
		
- 
		
		- 40.タグによって関係をつける
		- 41.タグによって再帰的に関係をつける
		- 42.タグは静的にファイルにつくだけ
		
 
- 43.タグの管理
	
 
- 44.commitのタイミング
- 45.ブランチ(枝)再訪
	
- 
	
	- 46.ブランチは相互に独立な開発ライン
	- 47.ブランチの作成(rtag -b)
	
 
- 48.スティッキータグ
- 49.マージ
- 50.キーワード置換
- 51.history
- 52.CVSの光と影
	
- 
	
	- 53.ファイルの追加削除等
	- 54.CVSはデータベースではない
	- 55.cvs コマンドを複数同時に走らせて大丈夫?
	- 56.ディスクが安い世の中で本当によかった
	- 57.機種ごとの構成の管理へのブランチの応用
	- 58.CVSは何でもやってくれるツールではない
	
 
- 59.リポジトリ管理者
	
- 
	
	- 60.バックアップ
	- 61.テープなどへの保存とリポジトリからの消去
	- 62.ファイルやディレクトリのモード
		
- 
		
		- 63.[BSD]
		- 64.[SysV R4] [SunOS] 系
		
 
- 65.他ツールとの連携
	- 66.事故や失敗の後始末
	
 
キーワードを grep したりするのに使えるかもしれません。OHP で説明しきれてないこと
-  modules ファイルの書き方
-  commitinfo, loginfo など管理ファイルの応用
-  遠隔にリポジトリを置いて操作できる CVS server/client
-  誰が編集中か調べることができる cvs watch の機能
-  ソースの各行について、誰がいつ変更したのが最後なのか表示する cvs annotate
- 
CVS ver1.3 の頃に調査したものなので、現状を反映していない危険性がある。CVS のソース