2001年10月13日に大阪大学で、jus 関西 UNIX 研究会の第100回会合が行われました。 Open Source をテーマに通常より拡大して全日使って行われました。 SRAを代表して発表してきましたので、一部だけですが様子をまとめておきます。
阪大に到着して出迎えの方と連絡を取ろうと正門前の公衆電話ボックスに入ったら、
故障していて「保守モード」になっていました。
怪しげなメニューが出ているのでいじり(hack)たかったのですが、
時間が許しませんでした。
特別に、外部の先生や講師向けの宿泊施設「待兼山会館」に泊めて頂きました。
清楚なビジネスホテルという感じで、一泊 1700円なり。
会計を事前に全部済ませる都合からか、部屋から外線が通じないので、
The Net につながるには会館1階のISDN公衆電話まで降りて行く必要があります。
会合の参加者は40人ぐらいでした。
プロジェクター3台に、ネットワークにつながる hub、無線 LAN 環境が準備されていいました。
本当は Time-ART /じゅん/VisualWorks を使っての発表をしたかったのですが、 動かないマズイ版をもっていってしまい、叶いませんでした。 それでも少しでも live 感を出そうと、 資料の一部をあらかじめ伏せ字にし、発表中に書き込んで示すということをやりました。
お昼休みの後の一番の発表だったので、warming up を兼ねて発表時間の 15 分前から「余興」と称して勝手にプロジェクターを使ってしゃべりだしました。 これは我ながら面白かったと思います。
などが余興の内容です。 余興なので、参加者にはくつろいで聞く、あるいは聞き流してもらいました。
余興を引き継いで、司会を無視して完全に自らがシキリに入り、発表を始めます。 eXtreme Programming を意識して、30分の時間で
という構成にしました。 30分で螺旋を3回まわったわけです。
内容としては、地元関西人、UNIX freak、jus関係者をかなり煽って焚き付けるものだったかも知れません。
jus に対しては、会長ご臨席の場にあって、 なんと、こだわりのない心=refactoring=解体を示唆しました。
質疑応答では、質問が1件も出ないという不思議な結末に終りました。 あまりの煽りの激しさに呆れられたか?無視なのか?
CSCW をあたためてあたらしいキーワードを、と資料にありますが、 ここはなんとしても 中小路久美代さんの " Collective Creativity" に触れるべきでした。 すっかり忘れてしまっていて残念。
今回の集まりに限らない話: せっかくのプロジェクタ環境なのに、ほとんどの方の発表が、
各ページにタイトルが付けてあって、 itemize された体言止めの文が並ぶだけのシートを、 ひたすら click する(めくる)。
というスタイルでした。 図画は全くと言っていい程現れません。 せいぜい時折デジタルカメラの写真が現れる程度です。 また、動かす・live で操作してみせるといった表現がないので、 ノート型コンピュータを持ち込みつつも、実は OHP でも発表できる内容ばかりです。 (一方ツールのおかげで、グラデーションがかった背景や、 次のページへ行く時の効果などは妙に凝っています。) 十年前の、シートにペンで手描きの時代の方が、 描かれた内容はよほど rich だったと思いました。 あの頃は、誰しも気軽に図画・丸四角矢印等をシートに書き込んでいました。 (しかもしばしば live で--- 準備なしに現われて資料は発表を進めながら書いていくという最悪な人もいましたが。)
基調講演では、jus の会員の減少傾向が続き、500 人程度まで減っているという報告がなされました。 高齢化も進んでいるようです。 それでも往けるところまでは往こうという方針とのことです。
樋口千洋さんが、
日本PostgreSQLユーザ会関西支部の発足について発表していました。
2001年9月7日に大阪で設立記念セミナーを行い、71名の参加者が集まったとのことでした。
複数の発表者が、集会やその後の宴会の重要性を強調していました。 特に、 第3セッション「オープンソース関連コミュニティ」(私は途中退場)の発表者は、 全員がそう語っていたように思います。 まず最初に宴会ありきという主張も複数ありました。 私の発表の、 「人間は対話を求めて生きる動物」を強固に裏づける具体例であると感じています。
(...To be Continued ...のはずだったが、モノワスレのため2002年3月現在で更新を諦めている。)