下でいう「マッチ部の取り出し」とは、 例えば abcbcda という入力文字列に対して b.*c.*d というパターンを試してマッチが成功したとき、 呼び出したプログラムの側から、 パターンに対応した入力部分 "bcbcd" を導出する仕組みが準備されてることをいう。 パターン内部で使われる \(,\) と混同しないこと。
マッチが成功したか失敗したかしかわからない BSD regex(3) では、 sed の s/.../.../ (置換)をシミュレートするようなことは (事実上)不可能である。
GNU の regex ライブラリというのもあって、機能が豊富であり、 多様なインタフェース(BSD 流、POSIX 流、GNU独自)を提供している。