VisualWorks on Linux

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しかし、現在でもLinux上で Cincom Smalltalk VisualWorksが無料で入手できます。


そもそも Linux で VisualWorks って動くの?

VisualWorks Non-Commercial 3.x, 5i.x, 7.x は、 例えば RedHat Linux 5.1 とか、TurboLinux3.0J で、ちゃんと動きます。 (入手方法はころころ変わるので、適当に検索するか、どうしてもみつからなければメールをください。) Slackware 3.4 や Debian 2.0 で動かしている人もいるようです。 ただし、ライブラリが libc5 の環境の人は libc6(glib2) に入れ換えなければなりません。

日本語は?

Kazuki YASUMATSU's Goodiesに置いてあるパッチを当てると、kinput2 で日本語の入力ができます。ただし、kinpu2 は VW に先んじて起動しておきましょう。

配布イメージを作れる?

配布イメージ(deployment image:実行環境を取り除いた再配布可能なイメージ ---実行時アプリケーションと呼ぶこともある)もちゃんと作れます。

  1. 配布したいアプリケーションを読み込んで、起動しておきます。
  2. ImageMaker.pcl をロードします。 Deployment launcher とかいうウィンドウが出てきますが、 これは作成した再配布イメージ上で を可能にしてくれる小さなアプリケーションです。 再配布イメージ上で開いていて欲しくないならば、閉じてしまいましょう。
  3. ImageMaker のコードを若干修正します。 (/usr/local/vwnc30/parcels/removals/ に *.rm という remove script ファイルがあるとして、) ImageMaker class>>removeScriptDirPath を
    removeScriptDirPath
    	^ #('parcels' 'removals')
    
    のように書き換えます。
  4. しかる後に、
    ImageMaker open
    
    を実行すると、配布イメージ作成用のツール「イメージメーカー」が立ち上がります。
  5. 適当な項目選んで File メニューから make deployment image... する。 この時、remove script の場所を聞かれるので、 例えば /usr/local/vwnc30/ などと入力してあげる。
  6. image を save する時のファイル名が聞かれるので、それに答える。と、 image が save されるはず。
  7. 出来た image を一旦立ちあげ直して再び save して、...出来上がりのはず。

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